5月 222014
 

肝試し用ではありませんが、空き缶を使ってロウソクを灯りとする提灯、ランタンを作らせ、それを肝試しで使用いたしました。風が吹いても消えにくいような構造で、やけどをしないように棒に吊して携帯させました。ただ、火事の心配があるので安全対策面で注意を要しました(^_^;)

「怪談の亡霊」
君たちも知っているかと思いますが、学校にはトイレの花子さんという都市伝説がありますね。それ以外にも君たちの学校には「怪談の亡霊」というのが存在するのです。では、いまからそんな怖い話をしましょう。
それはある少年が新一年生として学校に入学してまもなくのことでした。授業も終わり、学校の校庭でしばらく遊んでいると辺りは暗くなってきて、友だちもみんな帰っていました。それに気がついて慌てて教室にランドセルを取りに戻ろうとしたら1階の教室に入る校舎の扉が開きません。そうしているうちに外はどんどん暗くなってきました。今にも泣きそうになっていると、う・し・ろに人が立っていました。その人は静かに低い声でこう言いました。
「かいだん、のぼ〜れ」(怪談の亡霊)
後ろに立っていたのは上級生で、外階段を登って2階から教室に入れることを教えてくれ、そのために階段上りなさいよ、と言ってくれたのです。なんて親切な上級生でしょう。そのお陰で少年も無事ランドセルを取りに行けました。君たちも時間を忘れて遊んでいてはいけませんよ。

5月 202014
 

肝試しや夜の散歩では単純な道のりもありますが、分かれ道がある場所や一周するようなところもあります。指導者が安全対策以外に角角に立つのは何なんで、ケミホタル、ケミカルライトなどの名称で販売されている折ると光るライトを輪っかにし追跡サインとして迷わないように一定間隔ごとに、そして分かれ道では進む方向に置いていきました。暗闇ではケミカルライトの光は邪魔にならない程度に目立ち、追跡ハイクのようなドキドキ感もあります。今年の舎営などで一度、お試しください。(^_^)v

「青い血」
君たちの身体の中に流れている血液の色は赤い色をしているでしょう。でも、君たちの周りにも「青い血」というのが存在するのです。では、今からそんな恐ろしい話をしましょう。
子どもがなかなか生まれなかったある年配の夫婦に、皆既日食が起こったある年にようやく赤ちゃんが授かりました。年配の夫婦は目に入れても痛くないほど、その赤ちゃんをかわいがり、赤ちゃんもそれに答えるようにすくすくと成長していきました。そしてそんなあるとき、そう、その日はちょうど真っ暗な暗闇の皆既月食の夜でした。いつも与えている離乳食に、真っ赤な人参をすり下ろして赤ちゃんに与えると赤ちゃんは突然、こうしゃべりました。
「あ〜、おいち!」(青い血)
そう、あぁ美味しいと赤ちゃんは言葉をしゃべったのです。これには夫婦共々泣いて喜んで、一家団欒の食事を楽しく過ごしたとさ。

5月 182014
 

現在の都会では暗闇というのは見受けられません。光が氾濫していて子どもたちも、その明かりに頼っているので、目を慣らすという言葉も知らないでしょう。キャンプの夜の肝試しでは懐中電灯の明かりを消して暗闇に目を慣らしたら、先ほどは見えなかったものが見えてくることを教えるのもいいでしょう。

「猫の魂」
君たちは化け猫という言葉を知っているでしょうか。化け猫は夜中に行灯の油をなめたり、人間にいじめられた猫が怨んで人間を呪うという話があります。そして、君たちの周りでも「猫の魂」というのが存在するのです。では、今からそんな恐ろしい話をしましょう。
ある月夜の晩、家族で団らんしているとそこに一匹の黒猫が静かにやってきました。その猫はその家族に飼われている「タマ」と言う猫ですが、その日はお腹をすかせて光る目でにらみながら、家族の周りをうろついています。やがて「ミャ〜〜、ミャ〜〜」と低い鳴き声を上げだし、今にも飛びかかりそうです。それにも関わらず、家族がテレビに夢中になっているとなお一層大きな鳴き声で「ミャ〜、ミャ〜」と、そして最後には「ギャ〜、ギャ〜」とわめき出しました。その時、怖い顔をした母親が怒りの余りこう叫びました。
「猫のタマ、しぃ〜!」(猫の魂)
黒猫のタマはお腹がすいてエサをねだっているのに、家族はテレビに夢中でエサを上げるのを忘れて、猫のタマに静かにしなさいと怒ってしまったのです。かわいそうなタマですが、テレビ番組のコマーシャルの間にちゃんとキャットフードをもらえたので、安心してください。

5月 162014
 

肝試しは喜ぶスカウトがいる反面、肝試しがあるから宿泊訓練には参加したくないというスカウトもいました。それを避けるために「夜間散歩」という名前に変えて、懐中電灯を持って行く、行かない、一人で行く、数人と行くなど条件を変えさせて、くまのプライドを発揮させたり、怖がるスカウトには無理強いさせず、デンリーダーと一緒に行くなど条件を緩和したりと両方のスカウトに対応出来るようにしたこともあります。

「呪いのピアノ」
君たちはきれいな音を奏でるピアノという楽器を知っていますね。夕方の学校の音楽教室では誰もいないのに黒いピアノが鳴っていたという話も聞きます。そんな都市伝説もありますが、君たちの周りにも「呪いのピアノ」というのがあるのです。そんな恐ろしい話をしましょう。
ある村にお金持ちのお爺さんがいました。夏休みにかわいい孫娘が遊びに来るというので、人形を買ったり、洋服を買ったり、いろいろ準備をしていました。ちょうど、夏休み中に孫娘の誕生日があることに気づき、誕生日プレゼントにと黒いピアノを注文いたしました。ところが、遊びに来た孫娘はお屋敷に着くなり風邪を引いて、部屋で寝込んでしまいました。お爺さんは孫娘のことが心配です。そして、黒いピアノもまだ届かないので、誕生日に間に合うのかと気が気ではありません。誕生日当日、孫娘はどうにか風邪も治り元気になりましたが、黒いピアノは夕方になっても届きません。誕生日会を終え、孫娘は寝てしまった真っ暗な真夜中に、お爺さんは絶望の余りこう叫びました。
「のろいの〜、ピアノ!!」(呪いのピアノ)
そう、温厚なお爺さんでもあまりのピアノの届くのが遅く、せっかくの誕生日に間に合わなかったので、思わず叫んでしまったのです。でも、安心してください、孫娘が滞在中に無事ピアノは届いたそうです。

5月 142014
 

カブの舎営なのでは、肝試しなどもつきものです。肝試しの前に怖い話をして盛り上げるのですが、その話が怖くて寝られなくなったうさぎさんの女の子がいました。それ以来、私も怖くて怖い話が出来なくなりました(^_^;)
教育的な肝試しは怖がらしてなんぼのものではなく、一人や暗がりの恐怖を克服して自信をつけさせたり、何人かで行くことで同じ思いを共有したり、自然の暗闇を体験させて月の明かりや自然の音などを感じさせるのも目的の一つだと思います。
そこで、肝試し前のお話は落ちのあるお話をするようになりました。

「悪の十字架」
君たちは十字架という物を知っているでしょうか。キリスト教では聖なる象徴とされています。ところが、君たちの周りに「悪の十字架」というのがあるのです。その恐ろしい話をしましょう。
月の明かりが余り届かない新月の夜、暗闇の中、一人の老婆が夜トイレに行こうとして、あるもので足をぶつけてしまい激痛が走りました。あまりの痛さに朝目覚めるとその部分は赤く腫れ上がりずきんずきんと痛みが走りました。老婆はまだ日が昇ったばかりというのに慌てて外に出て、ある場所に向かいました。そして、そのお店の前に立った老婆は絶望の余りこう叫びました。
「開くの10時か!!!」(悪の十字架)
そう、おばあさんはドラッグストアに湿布を買いに行ったのですが、余りに早くてお店がまだ開いていなかったのです。