天保山渡船場から少し行くとユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が見えてきます。すぐ隣にJR桜島駅があり、線路の上部を利用した津波避難場所である桜島北公園がユニバーサルシティ駅まで細長く続きます。ユニバーサルシティ駅付近は人通りが多いですが、USJの門の前で記念撮影をすれば、ちょっとした雰囲気も楽しめます。
大阪には8つの渡船場があり、いずれの渡し船も市民の足として無料です。天保山渡船場は、海遊館からUSJ方面に行くのに時間、費用共に節約できます。USJに働きに行かれると思わしき外国の方もちらほらいらっしゃいます。乗船時間までは待合室で待ち、時刻表ぴったりに乗船、出発となりますので、余裕を持って行かれるといいでしょう。

天保山渡船場(てんぽうざんとせんじょう)
江戸時代、安治川の開削によって上流の流砂が堆積し諸国廻船の航行に支障が生ずるようになったので、幕府により、天保2年から2年の歳月と延べ10万1200余人を動員して「御救大浚(おおすくいおおざらえ)」と呼ばれる大工事がおこなわれた。
そのときの川底の土砂が積み上げられてできた山を、幕府は「目標山(めじるしやま)」と命名したが、天保年間にできたことから、人々はやがて「天保山」と呼ぶようになり、現在は標高4.53mの「日本一低い山」として知られています。
その天保山(港区築港3丁目)と此花区桜島3丁目を結ぶ(岸壁間400m)位置に天保山渡船場があります。
明治38年に開設されたこの渡しは、大阪港の繁栄を企図した大阪市が港湾振興策の一環として始めたもので、昭和15年までは市の港湾部が所管していました。
その後の管理は、土木部(現建設局)に移され現在にいたっています。
(「天保山渡船場」説明プレートより)
ロウソクやロウの固まりと一緒に好きな色のクレヨンのかけらを入れて湯煎し、凧糸と一緒に型に流し込みオリジナルキャンドルを作ったこともありますが、また違ったキャンドル作りを体験できるところがあります。
海遊館の道路を挟んで真ん前にあるキャンドルのお店で、キャンドルの販売もされていますが、店の奥ではキャンドル作りや石鹸作りも体験できます。
最大30人までなら対応可能で、費用も500円からなのでスカウトと一緒に、もしくは隊集会でキャンドル作りなどをされる場合は指導者で一度体験されるのもいいでしょう。作る作品によって費用が変わってきますが、手軽な価格である程度の大きなものも作れます。
| 名 称 | メルシエルブ 築港店 |
| 情 報 | キャンドルの販売、教室、体験がされていますので、キャンドル作りの一端を垣間見る事ができます |
| 場 所 | 大阪府大阪市港区築港4-11-13-101 光信ビル1階 |
| 連絡先 | 電話:06-6573-3325 |
| 営業時間 | 10時~19時(定休日:月曜・火曜) |
| 交通機関 | 地下鉄 |
| 最寄り駅 | 地下鉄中央線/大阪港駅 徒歩5分 |
| 費 用 | 体験教室 500円〜(材料費込)30分〜1時間程度 作る作品によって費用、時間が変わります |
| 備 考 | 団体は要予約・駐車場なし(近くに海遊館の駐車場あり) 臨時休業や閉店時間が早まる場合もあります |
| 安全対策 | 講師の話をよく聞いて、ヤケドに注意 |
| お奨め度 | BV:★★☆・CS:★★☆・BS:★☆☆ |
| 公式HP | http://merciherbe.com |
| 地 図 |
撮影日:2014年10月

ダウンロード>>天保山公園地図(PDFのページが開きます)
天保山公園は、日本一低い山(国土地理院指定2等三角点)のある公園として、またウォーターフロント開発のメッカとして親しまれている。この天保山は天保2年(1831)から翌年にかけて安治川浚渫工事(天保のかわざらえ)が行われた際、排出された土砂が積み上げられて出来た山で、当時入舟の目印となったことから目印山ともよばれた。
往事は山上や水辺からの眺めが抜群で、桜や松が植えられ、灯籠や桟橋が設けられるなど、大阪近郊の新名所として人気を博した。現在は、標高4.53mの日本一低い山としてその姿をとどめている。
(天保山公園:昭和33年1月1日開園 面積20,319㎡)
(「天保山公園ご案内」看板より)
撮影日:2014年10月